ブランド | Liquid |
ジャンル | 学園洗脳夢催眠AVG |
価格 | 9240円 |
原画 | 黒石りんご |
シナリオ | 永沢壱朗、ミノリ、碧依未来 |
デモムービー 51.6MB ダウンロード |
俺の意識が浮かび上がりかけた。 清潔ですっきり乾いたどこかに流れていきそうになる。 ―――嫌だ! ほの暗く、ねっとりと湿った混濁の中に、再び自分を沈めていく。 ―――俺は、もっと見たいんだ! 日ごろは取り澄ましている彼女たちが、周りに見せている姿ではなく。 彼女たちが心の奥底で見せたがっている姿を! そんな彼女たちを、俺は、もっと見たいんだ! いつも眠ってばかりの影の薄い青年、眠木洋一(ねむき・よういち)。 内向的で、クラスメイトと会話することもなく、特に親しい友達もいない。 クラスの評価は『いっつも寝てる、地味なヤツ』。 だが、洋一の見る夢がけっして地味ではないことを誰も知らない。 「ほぉら……もうこんなに濡れてる……」 「だめよ。そんな子のより……ね、こっち来てぇ」 夢の中で女たちは無思慮に肢体をはだけ、そして無防備に性癖をさらけ出す。 ああ、俺はこれこそが見たいんだ! 『本物を見たくはないか?』 ―――!? 『おまえ、人の心に興味があるんだろ』 何かが俺の夢の中で語り出した。 『人が他人に見せている面の裏側が見たくてしょうがないんだろ』 『裏がなければ作ってでも、違う一面を見たいんだろ』 夢魔と名乗った奇怪な存在は、人を食った言動と姿で俺の願望をとうとうと語り出す。 『それができる能力、くれてやろうじゃないか』 唇が歪んだ。 俺は笑っていた。 |
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